(2)測線2

測線2の断面(図2−4−1)は、測線1及び後述する測線3の断面と比較して反射イベントの連続性が良くない。特に測線中央部の受振点100〜300付近の連続性が悪い。

宮城県(1997a)によると、周辺の地質状況から、ここでは下位より新第三紀中新世の塩釜層、幡谷層、番ヶ森山層、七北田層が分布しており、番ヶ森山層以上の地層は、緩く東側に傾斜し、測線中央付近で緩く撓曲した構造をなすとしている。また、測線中央付近には、幡谷層以深において長町−利府線に相当する逆断層が存在する可能性を指摘している。

測線1と同様、宮城県(1997c)の速度解析結果と、宮城県(1997a)の地層分布を対比すると、各地層のP波速度は、おおむね次のようになる。

・塩釜層より下位の地層(基盤岩類含む):2.9〜4.7km/sec

・幡谷層:2.9〜3.2km/sec

・番ヶ森山層:1.7〜2.5km/sec

・七北田層より上位の地層(第四系含む):1.6〜1.7km/sec