(3)高密度強震計ネットワーク観測記録を用いた解析

観測地点は横浜市内に設置されている150箇所の強震観測点となる。(図2−4−4

また、解析で使用する地震の選定にあたっては、データの品質が良いこと、及び横浜市域内の観測点に至る地震波の経路が可能な限り多方向にわたっていることを考慮して、次の3点を基準として選定した。

@横浜市における計測震度が3以上であること

A観測点数が多いこと(今回は、140点以上とした)

B震源の方向が横浜市を基準として偏らないこと

ただし、@Aの条件を満足するものの、震源が遠方のため観測記録中にP波部分が存在していないような遠方の地震は除外した。

このようにして選定した地震のリストを表2−4−4−1表2−4−4−2に示す。さらに、図2−4−5に震央分布図を示す。