(5)自然放射能検層

本検層は仕様には盛り込まれていないが、層区分する上で何らかの指標になる可能性があったため実施したものである。自然放射能検層結果と地質の関係を表4−2−3−5に示す。この検層は前述したように、地盤中に自然状態で含まれている放射性物質によるガンマ線強度を連続的に計測するものである。地盤を構成する物質により放射性物質の含有量が決まるため、同じ地層の同定に用いることができる。ガンマ線源となるカリウム40は粘土鉱物に多く含まれるため、ガンマ線強度により粘土分の含有率を推定することが可能である。関連して砂岩、泥岩との識別などにも使われる。

図4−2−3−1の総合検層図を見ると、地表から30m位までと深度105〜120m付近、深度370m付近にピークが認められ、水ヶ森火山岩になると全体的に小さい値となる。これは岩石の持つ成因・性状や地下水を含めた地山の成因・性状を表していると考えられるが、今回の目的からはずれるため参考とするにとどめる。