6−3−1 調査ボーリング

平成13年度、平成14年度結果(屈折法・反射法地震探査、微動アレー探査等)から盆地中央部では堆積層が2000mと厚く、地震基盤面(Vs=3000m/s:花崗岩相当)まで達する調査ボーリングは不可能と判断された。そのため、反射法地震探査から地震基盤が比較的浅いと判断される盆地北部の山梨県庁周辺付近を掘削地点を予定している。(図6−3−1図6−3−2参照)

しかし、図6−3−3の反射法地震探査結果から地震基盤と考えられる花崗岩類は深度800m程度以深と予想され、掘削予定深度の500〜600m程度では地震基盤まで達するのは不可能と考えられるため、堆積構造に着目した調査ボーリングを実施する計画もある。

その場合は、図6−3−3に示された当初掘削予定地点より南の千秋橋周辺付近(反射法地震探査測線RP75付近)までが掘削対象地点となる。

調査ボーリングではVSP探査(P波,S波)、孔径検層・密度検層、音波検層(またはサスペンション検層)、電気検層を実施する予定である。