(3)受振器設置作業

3.2.1節の「調査測線概況」でも述べたように、舗装道路については、受振器は歩道の車道側植込み等を利用して、できるだけ地面に設置するようにした。受振点位置が交差点や三叉路の中にあたる場合は、正規間隔で設置せず、受振点位置を近くの歩道側にずらした。一部の歩道沿いでは、植込みが飛び飛びになっているため、「アルミ製受振器スタンド」を使用して設置した。また山道など路肩がコンクリートで固められている箇所もスタンド設置となっている。交差点・三叉路付近、停留所・商店出入り口等で歩行の邪魔となるところでは、受振器を固めて隣接して設置する「バンチング」を併用した。

調査測線と交差する道路が多数あり、特に交通量の多い幹線道路での本線ケーブルの道路横断には、信号柱を利用して高架渡しを行った。この他の交差点では交通量に応じて、ケーブルをゴム製のカバーで覆って道路面を横断するか、ケーブルをガムテープで固定した。

笛吹川の横断では、可能な限り河川敷を利用して受振器を設置したが、Loc. No. 309−312,314−322の2箇所についてはdead channel(未観測チャンネル)となっている。