3−1−4 バイブロサイス反射法(反射法地震探査)

都市部あるいは市街地において、深度数kmまでの深部を対象とした反射法地震探査の震源としては、大型のバイブロサイス(図3−4)が最適である。

本調査では、バイブロサイスが放出する連続的な振動(スイープ波形)として、@スイープ周波数 8〜50 Hz(屈折法地震探査では、6〜40 Hz)、Aスイープ長 16 秒、を用いており、この波形は現地調査の記録計(探鉱機)でパルス状の波形に変換される。

この波形処理により、都市部での様々な過渡的ノイズ(車両交通・土木工事等)に対して、抑制効果が行われる。このことが、バイブロサイス震源が都市部・市街地で有効である理由の一つである。