(3)測線C−C’

図2−3−16

甲府盆地を南北に横切る測線で、平成14年度の反射法地震探査の測線位置とほぼ同一である。甲府盆地周辺地質図(平成14年)より、距離程9kmに曽根丘陵断層があり,断層から南(9〜12km)は段丘堆積物で覆われており,その南側には中期中新世の玄武岩溶岩が露出している。

曽根丘陵断層より南側の深部は玄武岩溶岩であるとして,密度を高め(密度差:+0.10g/cm)に仮定した。ただし,9〜13kmは曽根丘陵断層群の影響で若干低い密度(+0.06g/cm)にしてある。

測線の北側の下部には鮮新世の安山岩溶岩(太良ヶ峠,水ヶ森火山岩)があると推定される。新しい火山岩なのでこれも高めの密度(+0.1g/cm)を仮定した。