6−1−2 堆積構造

図6−1図6−2図6−3に示すように測線中央部付近は概ね反射面が規則的に分布する事から概ね成層構造であると判断される。また、堆積状況そのものも比較的、静かに形成されたものと考えられる。多くの反射面はシルト層、砂層、砂礫層の堆積状況に対比され、砂礫層は音響インピーダンスが周囲に比べ大きいため反射波が強調されていると考えられる。

速度構造が盆地中央とは異なる西部の市之瀬断層群側と東部の曽根丘陵断層帯側の堆積構造は見かけ上、反射時間断面では比較的地表面とほぼ平行に堆積しているように見えるが、はっきりとしたことは判らない。