(1)FKスペクトル解析(F−K法)

F−K法は、全地震計のデータを同時に用いて各観測点におけるスペクトル推定量から各周波数毎のF−Kパワースペクトルを求める。これは、空間自己相関法において空間自己相関関数を求めるときと同様に、波形データでノイズの少ない部分を基本区間とした多数の区間を選定して、区間ごとに解析し、各スペクトルは、この区間ごとに計算された結果の平均として求められる(区間分割法)。