1−2  調査の目的

(1) 墨田区ボーリング資料収集調査

墨田区所有の地質調査ボーリング資料約3000本を借用し、このうち約1000本について、電子データ化を行った。入力データの選考にあたっては、ボーリング位置が区内均等になるように努めた。

(2)PS検層データ集の作成

 東京都土木技術研究所で保管する地盤調査報告書から、PS検層が実施されている調査資料(199地点)を選び、緯度経度、P波速度、S波速度、N値をまとめたデータ集を作成した。

(3)地震応答解析システム(パソコン版)の作成

 東京都土木技術研究所が有する地盤応答解析システム(ワークステーション上で構築)のパソコン版を作成した。そして、それに「平均地盤に対する地盤増幅度の算定(翠川方式)システム」を加えた。