(5)千葉県船橋市における調査

千葉県船橋市では,千葉県によるMGM観測点(C08)と東京工業大学によるFNB観測点(U13)で調査が行われている。これらを対象比較したものを図3−2−2−3下図に示す。(C08)は6層モデル,(U13)は4層モデルであるが,基盤深度は,ほぼ一致している。千葉県の結果では240mの層厚に解析されている三浦層群相当層が,東京工業大学による調査では欠如している。また,浅部構造に関しても(C08)におけるS波速度0.75km/sに相当する層が(U13)では設定されていなく,その代わり0.6km後半のS波速度を持つ層が厚く解析されている。このため,下総層群相当層の基底深度に対する対応が困難となっている。 表6参照