2−1−1 目的

調査地域の地下構造は,調査初年度(平成13年度)に地震基盤と想定した定山渓層群と,それをところによっては5000m以上の厚さで覆う堆積層から構成されていると推定される。このような大深度地下構造を把握するには,大型震源の起震車(大型バイブロサイス車)を用いて,地震基盤を含む構成地層の分布形状,深度分布,P波速度を求めることが可能な反射法地震探査の適用が最適と判断し,平成14年度・平成15年度に引き続き実施した。