(9)南北断面4(No.10−No.25−No.13−No.29−No.16−No.17)

第四系は,No.10〜No.13では,厚さ700〜1200m程度であるが,No.29〜No.17ではこれよりも薄く,厚さ300m程度以下で分布する。

当別層(西野層)は,その厚さがNo.29の500m程度を除くと,900〜1300m程度である。No.13からNo.29の間で,基底深度が2100mから800mへと急に浅くなる。

望来層,盤の沢層〜厚田層,奔須部都層は,その厚さが1200〜2200mの範囲内で大きく変化する。

それにともなって,基盤上面は,No.10からNo.13までは,深度3100mから4100m程度へと深くなっていくが,No.13からNo.16までは,深度2600〜3000m程度と急に浅くなる。

以上のように,第四系,当別層(西野層),望来層〜奔須部都層及び基盤について層区分を行った結果,第1層及び第2層を第四系に対比したが,いくつかの微動観測点では第3層まで含めて第四系と解釈した。また,当別層(西野層)については,第3層または第4層または第3層と第4層を併せて対比させて解釈した。望来層〜奔須部都層については,第4層〜第5層または第5層に対比させた。基盤は第6層に対比させた。