(2)第四系(材木沢層)

材木沢層は第四系最下部層とほぼみなせる地層である。反射断面では,砂泥互層からなる堆積層に特徴的にみられる縞状の反射パターンが明瞭に認められる。背斜構造の東翼側CDP120付近と西翼側CDP700付近を中心に厚く分布し,層厚は前者で最大1000m程度,後者で最大600m程度となる。測線南側(西側)では,層厚100〜200m程度と北側(東側)よりも薄くなっている。CDP200から南側(西側)では,この材木沢層基底とした反射面は,下位の当別層中の反射面群を切るように連続していることから,これら両層は不整合関係にあると読み取れる。