3−5−4 観測位相速度

図3−5−4に例として,No.27観測点における観測位相速度を示す。以後,図面上では速度単位としてkm/s,深度の単位としてkmを用いる。上図は統合前の各相関距離に対してρ−fの関係から求めた位相速度,下図が周波数別にρ−fの関係から最小二乗近似から求めた位相速度である。上図では,先の空間自己相関係数の説明で述べたように,解析できる周波数範囲のデータのみを示している。解析された位相速度は,アレーサイズが異なると低周波数側で位相速度が異なった値を示している。

このように,ある周波数に着目するとアレーサイズが小さいと位相速度が小さいという系統的な差異として現れる。これは,上節(空間自己相関係数の節)で指摘した@,A,Bに起因する差異である。

同様の解析を平成14年度調査における全観測点で実施した。その結果得られた解析位相速度を図3−5−5−1図3−5−5−2図3−5−5−3図3−5−5−4図3−5−5−5に示す。