3−4−2 スペクトル解析

各観測点及び各ブロックのスペクトルを計算し,微動の時間的・空間的な定常性を確認した。

SPAC法の解析では,前提として,@時間定常,A空間定常が要請されるため,最低限,次のことを行う必要がある。@記録波形から明らかに非定常なノイズ,例えばある特定の観測点にしかないウエーブレットを取り除く,A全観測点のパワースペクトルの類似性を評価する,などであり,これには解析者の判断が要求されるところである。

先に述べた前処理の段階で波形記録から,これら非定常なノイズ部分に対してカットを行うことや,フィルター操作を行うことなどにより品質向上を図ったが,それでもノイズ成分が卓越している部分(ブロック)では,そのスペクトル形状が,他の大多数のスペクトルとは類似しない値となる。そのような,類似から乖離している程度が大きいと判断された場合には,このブロックを取り除き解析を行うか,または再観測を行う必要がある。