4−2−3 里塚観測井

図4−3ボーリング柱状図,表4−3−1表4−3−2コア観察記録参照)

本観測井では,深度115m以深には鮮新世の西野層が分布し,深度115〜75mには前期更新世の裏の沢層(材木沢層),深度75m以浅には中・後期更新世堆積物が分布していることが確認された。工事報告書では深度65mを境として,上位を第四紀更新世堆積物,下位を新第三紀鮮新世の西野層にしているが,近傍のデンマルク温泉井と大曲温泉井との比抵抗曲線の対比を根拠として,深度75m位浅は中・後期更新世堆積物とし,深度75〜115mは 前期更新世の裏の沢層と同定した。本観測井の深度28.5m以浅には,凝灰岩からなる支笏火山噴出物が認められる。