5−3 重力探査の見直し

独立行政法人産業技術総合研究所によって、重力探査等のデータにもとづいて作成された大阪平野の基盤岩標高分布をもとに、平成14〜16年度に実施した本地下構造調査より得られた新たな地質情報をもとに、随時その見直しを行ってきた。その変遷の概要は図5−9にまとめて示すとおりである。また、現有のすべての地質情報をもとに推定した基盤岩標高分布図を図5−10に示す。

これらの図に示されるように、大阪平野北部における生駒断層の北部地域や、有馬高槻断層帯の南側に確認された陥没構造も、当初より明確に表現されている。また、平野南部においては、従来から指摘されていた大和川南部と堺市湾岸部の重力異常域に対しても、反射法探査結果を反映して、最浅部の基盤岩深度が以前に比べて深くなり、その比高は相対的に小さくなって表現された結果となっている。さらに、全体的な傾向としては、重力探査データが新たに加えられたことによって、等高線は比較的なめらかに表現されている。

図5−9 重力による基盤岩深度分布の変遷

図5−10 重力探査等による基盤岩上面標高分布図[平成16年度修正版]