3−7 物理検層データ

物理検層データは、ボーリング地点における地盤物性値を反映する重要なデータであり、その地点における地質層序と併せて検討することにより、堆積年代と物性値との相関関係を検討する上での貴重な情報となる。しかし、大阪平野地域において深層ボーリングを利用した検層結果は、図3−10に示す3地点の他では、天王寺区夕陽丘(600m)、尼崎(500m)など数少ない。この図では、基盤岩を確認した深層ボーリングにおいて測定された音波検層(P波速度)と密度検層の結果を併せて示す。

図3−10 大阪平野において実施されたおもな深層ボーリングによる物理検層結果