4−3 今後の調査計画案

平成15年度までの調査で、H15−B測線、SK87−1測線、H14−A測線、H10測線およびH7測線1の5本の反射法地震探査測線について、地下構造および速度構造を把握することができた。また、重力データの深度変換について課題が残った。

平成16年度は、平成14年度および平成15年度の結果を踏まえ、微動アレー探査による補完的な調査を行うほか、調査の最終的な成果として、調査地域全体の速度構造モデルを作成する。図4−3−1に平成16年度調査計画(案)を、また、主な調査内容・数量を以下に示す。

1)微動アレー探査

観測地点のS波速度構造把握を目的とし、平成15年度までに実施した反射法地震探査および屈折法地震探査を補完するため、20箇所で微動アレー探査を行う。

観測地点の選定については、次の点に考慮して案を作成している。

・反射法地震探査で得られたP波速度と、微動アレー探査で得られるS波速度の比較検討

・各ボーリング地点におけるPS検層結果あるいは柱状図との整合性の確認

・長町−利府断層周辺の構造把握

・平成15年度までに総合解析を行った反射法地震探査測線から外挿および同測線内に内挿

・温泉ボーリングデータとの比較

2)既往データ収集・解析

仙台平野南部地域およびその周辺地域における既往文献やデータを収集・解析し、地下構造解明の補助的な資料とする。

・温泉ボーリングデータ

・強震観測データ

3)総合解析

平成14年度および平成15年度に実施した反射法地震探査および屈折法地震探査、平成16年度に実施する微動アレー探査の解析結果、既往文献および既往反射法地震探査データなどを総合的に解析し、調査地域全体の速度構造モデルを作成する。