3−1 測定概要

ボーリング調査孔[KD−0]を利用して,地盤のP波速度,S波速度,密度などの物理的性質を把握することを目的として,PS検層(DSI)および密度検層(キャリパー検層を含む)を実施した。

各検層調査の測定諸元を,以下に示す。

●PS検層(DSI)

・検層深度             800m

・データ長 512サンプル

・サンプリング周波数         25,000Hz(dipole 震源測定時)

                   100,000Hz(monopole 震源測定時)

・ゾンデ移動速度          約10m/分

・速度解析可能な最高弾性波速度   4354m/sec(dipole 震源測定時)

                   9993m/sec(monopole震源測定時)

・速度解析可能な最低弾性波速度   312m/sec(dipole 震源測定時)

                   908m/sec(monopole震源測定時)

●密度検層(キャリパー検層を含む)

・検層深度             800m

・サンプリング間隔     15.24cm

・ゾンデ移動速度          約10m/分

ただし,23m以浅は保孔のための鉄製ケーシングが挿入されており測定できなかった。