2 ボーリング調査

基盤岩とそれを覆う堆積物の地質構成を確認するため,ボーリング調査(KD−0)を実施した。掘削地点は図2−1に示すように,平成10年度実施の反射法地震探査[堀川−巨椋池測線]のCMP 200付近の西側約300m,平成13年度実施の[久御山−八幡測線]の北端から北北西方向に約400mの地点である。掘削深度は800mであり,ワイヤライン工法によるオールコアボーリングを実施した。

図2−1ボーリング掘削地点図

採取されたボーリングコア試料は肉眼観察を行い,1/50と1/200縮尺の地質柱状図を作成し,写真撮影を行った。また,堆積物の地質年代や堆積環境を推定するため,コア試料を用いて火山灰分析,花粉化石分析,珪藻化石分析,放射性炭素年代測定を行った。