4−4−2 計算条件

@格子間隔:格子分散を防ぐためには、対象とする最も短い波長の5分の1以下の格子間隔にする必要がある。格子間隔は計算モデルのS波速度最小値500m/sと最大周波数範囲1Hzから水平方向について100mとした。ただし、岩盤内は岩盤内の速度に合わせてPitarkaのアルゴリズムに従い非一様グリッドを用いて拡大し、全体の総格子数をなるべく少なくするようにした。なお、鉛直方向に関してはできる限り表層の物性を含むように、表層付近を50mとし、徐々に粗くなる格子間隔を設定した。

A時間ステップ:時間ステップは最も速い弾性波速度とΔt<0.495h/Vmaxの安定条件から格子間隔hを100m、Vmaxを5250m/sとして0.005秒とした。

B震源時間関数:震源時間関数には、

f(t)=sin(π×t/T)−sin(3×π×t/T)/3    (10)

で示されるBell型関数を震源関数とした。ここで、Tは中心周期を示す。なお、この関数には物理量がないが、地震入力に対する盆地の応答を評価する上でモーメントは特に重要ではないことから、この計算では地震モーメントを与えていない。