2−5−4 久御山−八幡測線

@基盤岩上面はCMP250付近でやや浅くなるが,測線全体でほぼ一様な700m程度の深度を示す。

A深度400m付近以浅に分布する堆積層のP波速度は1900〜2000m/sec程度を示すのに対し、それ以深では2300〜2450m/secとやや速い速度を示す。平成10年度に実施した堀川−巨椋池測線における反射面と地層との対比結果より、深度250m以深は大阪層群下部(Ma3以深)に相当すると推定される。

B反射面は測線全体において連続性がよく,局部的に不整合が見られるが堆積層はほぼ連続して分布し,ほとんど変形を受けていないと考えられる。これより、京都府八幡市男山の南側をほぼ東西に横断すると推定されている有馬−高槻断層帯は、この探査測線と交差していない可能性が高い。

なお,図2−26−1図2−26−2図2−26−3図2−26−4の地質解釈図に示した基盤岩上面および大阪層群の海成粘土層の層準は,深層ボーリング結果や各測線どうしの関係から導き出したものである。山科測線については,基準となる深層ボーリングが付近になく,また他の測線とのつながりもない測線である。このため,山科測線とほぼ同緯度にあたる五条測線の反射法地震探査結果との比較を行うことにより,大阪層群の海成粘土層の層準を決定した(図2−27)。

京都盆地の地下構造調査においては,計7測線の反射法地震探査が行われた。図2−28は,各測線で得られた深度断面を組み合わせて3次元的に表現したものである。

図6 データ処理のブロックダイアグラム