(2)地震計の設置

受振点間隔は20m(一部10m)とし、地震計は1受振点に9個グル−プのものを使用し、各受振点を中心として測線方向に約1m間隔で拡げ、1グル−プの展開長が約8mとなるように設置した。大部分の地点は地震計のスパイクを地面に突き刺して固定したが、一部の舗装部ではピックスタンド(三脚)を用いた。9個の地震計は3個ずつ直列に結線されており、これらを3つずつ並列に結線している。9個の地震計から1つにまとめられたアナログ信号は、1受振点の記録として観測装置への入力とする。このように1受振点に複数個の地震計を設置して観測することを、群設置(グル−ピング)と呼んでいるが、この主な目的は、a)反射波観測においてノイズとなる表面波を減衰させる、b)入力感度を上げる、c)測定点間隔が粗いために起こる波数領域でのエイリアスを防ぐ、等である。