9−5 モデル作成のための探査手法の検討

地盤モデルの作成のためには,地下構造に関する情報とともに物性値などに関する情報が必要であり,出来るだけ多くの地質調査や物理探査が行われることが望ましい。しかし,実施する各々の調査・探査結果はそれぞれ貴重なデータであるものの,調査を行うためにはかなりの費用を必要とするため,地盤モデル作成を意図した調査を行う場合には,作成を行うための効果度あるいは優先順位は別に評価する必要がある。今調査における地盤モデルの作成の流れは主に

@ 地質モデルの作成

A 物性値に関する情報の整理

の二つの視点から行っており,京都盆地の地下構造調査で実施された各調査方法についても二つの視点のうち少なくとも一方の評価が行える調査として行った。