8−1−5 重力探査結果

京都盆地のほぼ全域を対象として実施した重力探査は534点あり,既存のデータと合わせると,測定点は盆地内の約500m間隔に分布することになった。反射法探査結果を基準としたブーゲー異常値の傾向分析より,京都盆地全体の大局的な基盤岩深度を推定することができた。しかし,盆地の南部においては,反射法探査結果など基準となる基盤岩深度に関する地質情報が少ないため,中北部地域に比べて推定精度はやや劣っている。