(4)SPAC法による位相速度解析結果

@ 空間自己相関係数

求められた各地点各アレイの等価アレイ半径毎の空間自己相関係数を図6−16(2)、図6−17(2)に示す。

得られた空間自己相関係数は,各アレイの計画周波数範囲において,半径大⇒小の逆順で揃っており,全体的に信頼性の高いものと考えられる。

A 位相速度

各地点における等価アレイ半径毎のデータから推定した位相速度を図6−16(3)、図6−17(3)に示す。最終的に決定した位相速度は,各地点において推定したアレイ毎の位相速度を平均することによって求め,図6−18図6−19に示す。なお,図中には求められた位相速度の品質を把握するために,各地点における半径ごとのデータから推定した位相速度を用いて求めた位相速度のばらつきも表示している。