8−3−1 調査項目

(1) P波バイブレーター探査(反射法・屈折法)

京都市街地北部を東西に横断する丸太町通りに6.5Kmと五条通りに4.5Kmの2測線を設定し、P波反射法探査により基盤岩までの地質構造を把握するとともに、屈折法探査を実施して基盤岩のP波速度の分布を明らかにする。

(2) ボーリング調査

京都市街地北部において堆積層および基盤の地質状況を明らかにするために実施する。二条城付近で掘削深度は350mを予定している。

(3) 密度検層

密度検層によって地盤の密度を把握する。

(4) PS検層

地盤のP波速度・S波速度値を直接測定する。

(5) 微動アレー観測

京都盆地内に設置されている既存の強震動観測点の近傍で11個所、その他の地点で4個所、計15個所で観測を実施する。微動アレーのサイズは、平成11年度に実施された微動アレー観測の検討結果等により決定する。