8−1−1 基盤岩形状

基盤岩深度は、測線中央部の西高瀬川付近から樫原断層までの間では深度250〜300mでほぼ一定となっている。これに対して、西高瀬川より東側では基盤岩の起伏が大きくなり、最大で約200mに達する。一方、物集女街道より西側では基盤岩の形状が不明瞭であるが、屈折法探査の結果よりCMP300番付近で深度250m程度、CMP1番付近で深度100m程度と推定され、西側ほど浅くなる傾向があると考えられる。また、平成10年度に実施された南北測線との交点付近は、むしろ基盤岩の起伏が大きい部分に位置する。なお、南北測線上で実施した基準ボーリングで確認された基盤岩上面深度は、反射法探査結果と矛盾のない結果が得られている。