2−2−2 反射波の振幅と地層の速度構造

反射波を表示する際の位相は通常は図2−4に示すように、低速度層から高速度層に波が入射する際に発生する反射波を右に立ち上がるように描き、黒く塗りつぶして示す。

反射波の振幅は、速度差が大きい境界面ほど大きくなり、また使用できる波の周波数により地層の分解能も異なる。この様子を図2−5図2−6に示す。

図2−4 反射記録の表示方法

図2−5 探査に使用する波の波長と得られる反射記録

図2−6 地層境界から発生する反射波と地表で得られる記録