7−1−3 伏在断層

基盤岩上面に落差を伴い、かつ上位の堆積層(大阪層群相当層)に明瞭な変形が見られる地点はCMP700付近である。この地点では堆積層が深部より変形し、その影響は地下100m以浅においても認められることより、断層が伏在する可能性が大きいと推定される。この区間の詳細な深度断面図を図7−4に示す。しかし、前述したように既存の地質資料やボーリングデータなどによると、地盤表層部の沖積粘土層に落差が見られるのはCMP850地点であり、CMP700とは水平距離で約700mの食い違いがある。この違いに関しては、深部構造と表層地盤との関係や、河川浸食の表層地盤への影響などが関係する可能性があるが、それらを特定できる詳細な情報は明確でなく、今後解明していく問題点のひとつといえよう。

また、CMP2950付近でも堆積層が変形する傾向が見られるが、明瞭でない。なお、CMP3300付近の地表直下に基盤岩が伏在する区間では、基盤岩と堆積層との関係は明らかではない。

図7−1 地質解釈断面図[測線南部]

図7−2 地質解釈断面図[測線中部]

図7−3 地質解釈断面図[測線北部]

図7−4 宇治川付近の反射断面図(相対振幅強度+零位相表示)

【深度方向と水平距離を等倍として表示】