(1)NMO補正

NMO補正とは、オフセットの違いによる走時のずれをゼロオフセットの記録に補正するものである。通常直線の波線を仮定した下記の方法で行う。

地下構造が水平2層でオフセットがXのとき、第1層下端から反射して受震点に到達する波の走時は、

 t = 4t+X/V

となる。ここで、

=2Z/V   V;波の伝播速度

                     X;震源点と受信点の距離

                    t;ゼロオフセットの走時

図5−4−5参照

多層構造の地層の場合も、オフセットXに比べ反射面深度が十分に大きければ、

Tn(X) = Tn(O)+X/V

と近似できる。ここでVRはRMS速度と呼ばれるもので

式5−4−1

と定義される。