2−3 測量作業

 調査測線の受振点・発震点の杭の測設ならびに、そのXY座標、標高等を測定するための測量方法は以下の通りであった。

(1)測線測量
 計画測線上に25m間隔で受振点および発震点の位置を杭で表示した。杭で表示できない場合は、チョーク等で表示した。

(2)多角測量
 川崎市基準点(6点)を与点とし、測線付近に結合多角測量を実施した。その後、結合多角測量で測設した多角点を与点として、放射多角測量により、受・発震点の位置を測量した。

(3)水準測量
 川崎市基準点(6点)を与点とし、多角測量と同時に間接水準測量を実施した。基準点は以下のとおりである。

<川崎市基準点>
161
5109
4018
4023
4005
5011

(4)受振点、発震点の座標および標高算出
 多角測量で実施した測量成果に基づいて、各受振点の座標および標高を算出した。また、発震点についてはオフセットの指示により平行移動をして計算上で算出した。

(5) 測地諸元
 本作業で使用した測地諸元を以下に記す。

   準拠楕円体  BESSEL
   長半径   6377397.155m
   短半径   6356078.963m
   投影法   TM図法  9系
   座標原点緯度  36゜0’0”N
        経度  139゜50’0”E
   縮尺係数 0.9999
   北方加数 0.0m
   東方加数 0.0m

 発震点・受振点の座標・標高値を付録2−5に示す。