(3)ペーストアップ作成

図3−2(図3−2−1図3−2−2図3−2−3図3−2−4)に、トレース間隔を一定にして表示させた記録波形を示す。また、図3−3(図3−3−1図3−3−2図3−3−3図3−3−4)図3−4(図3−4−1図3−4−2図3−4−3図3−4−4)には、トレース間隔をオフセット距離に比例させて表示させた記録波形(ペーストアップ)を示す。横軸はオフセット距離(m)、縦軸は弾性波の到達時間(ミリ秒)に相当する。

記録の品質について、すべての発破について、初動が一部不明瞭な受振点もあるが、超高密度展開により、ほぼ全受振点(最大オフセット距離約21km)において良好な初動が確認できた。受振器間隔25mの高密度展開により、空間エリアシングのない初動波形が取得でき、地下構造形態や標高変化、表層地盤によると思われる走時の遅れが確認できる。なお、地下深部から強い反射波は確認されないが、10秒程度の範囲で反射波の存在する可能性がある。

一方、バイブロサイスによる発震では、VP2で距離15kmまで確実に追跡できたが、その他の発震は、時間帯や気象条件が万全ではなかったため、到達距離10km程度の記録もあった