9−4−3 3次元地下構造モデル

山田・山中(2000)は、既往の地下構造探査の研究結果を用いて、相模湾を含む関東平野の大部分の領域における3次元地下構造モデルを作成した。6層構造モデルを仮定し、各層の物性値を表9−4−3のように設定している。

今回は、本調査で求められた神奈川県の3次元地下構造モデルを基にし、山田・山中(2000)の構造モデルも参考にして、表9−4−4に示す8層構造モデルを解析領域全域に使用した。

図9−4−1に第2層上面、第3層上面および基盤上面(第4層上面)の層境界深度分布図を示す。層境界深度を、400m間隔の等深度線によって表した。第5〜8層の上面深度は、それぞれ7km、11.4km、17.4km、33.4kmで一定とした。

表9−4−1 神奈川県に被害を及ぼした主な地震

表9−4−2 解析対象地震の断層パラメータ

表9−4−3 速度構造モデル

表9−4−4 シミュレーションにおける層構造モデル