8−1 地下構造調査手法の評価

地下構造調査の流れ及び各種調査手法の比較と評価を、横浜市(2001)、川崎市(2001)より引用して図8−1−1表8−1−1に示す。横浜市と川崎市は、平成10〜12年度にそれぞれの市域で各種調査手法を組み合わせた詳細調査を実施し、神奈川県は、平成11年度に屈折法地震探査を実施し、平成12年度に平成10〜12年度の横浜市、川崎市、神奈川県の調査結果及び既存資料を整理して、神奈川県全域の地下構造モデルを作成した。

川崎市の資料(表8−1−1)には、川崎市で実施した各種探査手法の比較と評価が詳細にまとめられている。横浜市では、強震計ネットワークデータを地下構造モデルの作成に利用している。これらを参考にして、地下構造調査を実施する際、考慮すべき調査手法の概略的な特徴(長所と短所)をまとめた。これを表8−1−2に示す。

表8−1−2 調査手法の特徴