10−1−1 第1速度層(P波速度1.5〜1.9km/s)

最上層として、層厚0〜1km程度で分布する。北部および中西部では本速度層が欠如する。対応する地層は、上部上総層群(前期更新世)、地表付近の沖積層や中期〜後期更新世の相模層群、下総層群およびローム層等である。沖積層は地下水位以深で1.5km/s以上のP波速度を示す。また、屈折法解析断面において1.5km/s層の分布は川崎市の海岸部に限られ、埋立地に相当する。

表10−1−1 速度層と地質