(1)伊豆諸島地方の地震

伊豆諸島方面から相模湾を経て千葉県に到達する地震波は、周期6−7秒、および、約10秒に顕著な長周期ピークが現れること、また約10秒のピークの方がエネルギーが強いことが、規模の異なる多数の地震から確認される(図23−2)。地震発生地域での基盤岩の分布深度が浅いと考えられる

CHB025(千倉)を基準にして各観測点を比較すると、CHB014(姉崎)で周期10秒の振幅が3〜4倍程度、CHB024(稲毛)で周期7秒の振幅が3倍程度増幅されている(図25−3)。