(5)下総層群(地表〜マーカーB)

マーカーBを境に上総層群の上位に下総層群が堆積する。

下総層群は極表層部の沖積層を除けば、地表まで分布しており、上総層群上面の深度が上総層群の層厚となる。

県中央部調査地域の南端より南側、平成15年度測線の東端(市原市鶴舞付近)より東側では上総層群が地表に露出し、下総層群は分布しない。

県中央部地域では、下総層群中の連続性の良い反射面としてマーカーAがあるが、マーカーBとはほぼ平行であり、下総層群中には大きな構造変化は見られない。下総層群のP波速度は、1−6〜1−8km/sである。