2−3−2 一次元解析

地下構造モデルで与えられる基盤深度と堆積層のS波速度(平均速度)の妥当性を検証するため、強震観測記録のS波主要動を中心に計算されるスペクトルと、S波多重反射理論に基づく合成スペクトルとの比較を行い、地下構造モデルを検証する。検証に用いた地震は、S波主要動および後続波に長周期成分が卓越し、かつ、平面波垂直入射が仮定できる2003年10月15日の東京湾の地震に対して行った。