2−2−2 三次元モデルの解釈

平成15年度千葉県地下構造調査において、基盤上面を含めて顕著な反射面として識別・追跡できた地層境界から、B〜Eの4面を地下構造モデルの層区分に用いた。各マーカーは、

B 上総層群上面

C 三浦層群相当層上面

D 保田層群相当層上面

E 先新第三系基盤岩上面

に相当する。なお、A面は、下総層群中の反射面として解釈している。この反射面は、本年度調査測線の東端で地表に現れることから、地蔵堂層もしくは泉谷泥層に対比される可能性があるが、詳細な対比は行われていない。千葉県西部地域を含めて連続性の良い反射面になっているが、反射波を見る限り不整合面ではなく、速度境界として層区分を行わなかった。結果的に、堆積層を4層に層区分する地下モデルを作成した。

以下、上位のマーカーから順に解釈についてまとめる。