3−2−1 P波速度

P波速度がおよそ5km/s前後となる先新第三系基盤については、屈折法から求められた速度を適用し、基盤以浅については、反射法の速度解析結果および屈折法で層区分がなされているものについてはその速度値を採用する。

地震動シミュレーションにおいては、揺れの大きなS波の速度がより重要であるが、後述するようにS波速度とは関係があり、また密度とも関係するため、比較的データが得やすく、他の物性値と相関がある物性値として重要である。