3−1−6 房総発破解析結果

○ SP.4、5、5−1の発破について、千葉県および東大・東工大で取得した記録を解析した。基盤の屈折波は、房総半島中央部から東側(太平洋側)へ見かけ速度5.6〜6.0km/s、西側(東京湾側)へは見かけ速度3.7〜4.0km/sで伝わっているように見える。

同じ基盤の屈折波を捉えているとすると、速度5km/s程度の基盤が、西に(東京湾側に)傾斜していることを示す。

○ 基盤の屈折波のインターセプトタイムは、3.0〜3.4秒くらいであり、各発破点近傍の深度は4000m前後になると推定される。

○ この推定基盤深度は、昨年度および今年度の反射法地震探査の結果と整合的であり、基盤深度4000m程度の地域が、かなり広範囲に渡っていること示している。速度5km/sは、昨年度千葉県の屈折法で得られた基盤岩速度4.9km/sとほぼ同一であり、基盤岩の地質としては同一のものである可能性が高い。

○ SP.5の西北西約5kmの地点で昨年度実施された微動アレー調査(USK)の結果、基盤深度は3750mと近い値が得られている。

○ 市原市の東京湾岸の工場地帯では深夜でもノイズレベルが高く、発破の初動を明瞭に捉えることができなかった。