2−4−2 データ取得作業

このダイナマイト調査は、11月16日、17日の未明に実施され、千葉県の調査としてSP.5から東に長南町蔵持から一宮町一宮まで、約1km間隔で独立型記録計を20カ所、各3〜4点の受振器を設置して発破の記録を取得した。このほかに、東京大学地震研究所および東京工業大学によって、SP.5の西北西方向、市原市光風台から市原市姉ヶ崎の海岸まで、独立型記録計による観測を計19点で行った。

表2−4−1にその概要をまとめた。受振器の設置位置は、図2−4−2に示す。

市原市の東京湾岸の工場地帯ではノイズレベルが高く、発破の初動を明瞭に捉えることができなかったため、SP.5−1の東京湾岸の記録は、ここでは用いていない。