(2)屈折波走時の読み取り

屈折波の強調処理を行なった5記録につき、その初動走時の読み取りを行なった。オフセット距離が長く、ノイズレベルが高い受振点では読み取りをスキップした場合がある。読み取りは、10受振点ごとに行なった。

ダイナマイト記録で初動を読み取った屈折波の概略を図2−3−2−1図2−3−2−2に示す。

各発震点のスイープ回数・オフセット距離と初動読み取り可能であった距離との関係は以下のとおりである。表2−8

基盤岩の屈折波は、D1およびD2の発震記録中で、探鉱機の測線上で記録を取得したオフセット距離約30kmまで到達していることが確認できる。D2の発震記録では、南端の君津市付近でノイズレベルが高く、不明瞭な部分があった。