2−3−2 データ取得作業

本作業に用いた受振器は、P波反射法地震探査と共通のものと、独立型受振器である。

この探査は、昼間の車両ノイズを避けるため、夜間に発震を行なった。

発震作業は、表2−2−2に示すように、11月14日から15日にかけての夜間にV1〜V3の3点を、11月16日未明にD1、D2の2点を実施した。

取得された記録を図2−3−1−1図2−3−1−2図2−3−1−3図2−3−1−4図2−3−1−5に示す。これは、原記録に対して、ゲート長2000ミリ秒の自動振幅調整(AGC)と、ダイナマイト発震点のみに6〜35Hzのバンドパスフィルターを施したものである。

屈折法データ取得作業の結果、次のものが得られた。

(1)発震点座標/標高値 1式

(2)現場磁気テープ(3490E CARTRIDGE TAPE., SEGYフォーマット) 1巻

(3)同上データシート(Observers Report) 1式

(4)現場モニター記録 1式

上記(1)の座標/標高値は、付録1に添付した。(3)のデータシートは、付録2(P波反射法・屈折法測線)に添付した。

屈折法の発震点については、発震作業後に測量担当者が立ち会って位置の同定を行ない反射法地震探査の受振点からの多角測量・水準測量により座標と標高を算出した。