3−6−5 [微動アレー調査について]

・微動アレー調査単独では、基盤までのS波速度および深度構造を決定することはできなかった。

・坑井データや地震探査データ等とのキャリブレーションにより、当地域では基盤岩までのおおよその深度構造が得られた。また、堆積層中のS波速度を把握することができた。得られたS波速度は浅層部分では比較的ばらつきの少ない値であるが、基盤岩直上の三浦層群相当層ではばらつきが大きく信頼性が低いと考えられる。

・基盤岩のS波速度については、信頼性のある値は得られなかった。