(2)調査時期の影響を確認するための調査地点

平成12年度の微動アレー調査では、17地点の中・小アレー観測を夏季に実施することとなった。過去2年間の観測が冬季であったことを考慮し、観測する時期が異なる場合のデータおよび解析結果への影響の有無についての確認を行うため、平成11年度に実施した大・中・小3セットアレー9地点のうち2地点(No.10(YAG)地点、No.15(CNT)地点)を選択し、長周期側成分(低周波数領域)のデータに関係のない、中・小アレーの観測を再度、実施した。大アレーの観測を実施しなかった理由は、前年度までに全ての地点での調査が終了していることと、夏季においては長周期側成分(低周波数領域)のデータ取得が望めないと判断したためであった。