(6)No.21(KHK):我孫子市中峠

この地点もNo.15(CNT)地点と同じく、6層構造では最適なフィッティングが得られず、逆解析のモデルを5層として再度、逆解析を実施した。結果的には5層モデルの方がフィッティングが良く、構造の層数は5層で最終解を求めた。No.21(KHK)地点において得られた位相速度の周波数(周期)範囲は、0.16Hz(6.25秒)から2.0Hz(0.5秒)までであった。また、逆解析によって解析1ブロック長204.8秒で最下層として1,210mに3.27km/secのS波速度を推定した。

No.21(KHK)地点は、平成11年度に反射法地震探査が行われており、この成果から基盤深度は、約1,000mとされている。